皆さんこんにちは!アポクリン党のyouです☀
いやー、暑いですね。
ここ数日は図書館に避暑しています。
家にいると、エアコン壊れそうで…
脇汗?とうに限界は超えました。
もう何も怖くない。(マミりそう)
さて、今回はとある名(迷)車について紹介したいと思います!
コスパ最強なこの車はどのような車なのか、そもそも中古車として買いなのかどうか、深堀りしていきたいと思います!
というわけで、ゆっくりしていってね!
目次
その名も…
ミニバンとして発表され、往年にはSUVとなった車があります。
その名も、スバル・エクシーガ
↑スバルとしてはドミンゴ、トラヴィックに次ぐ完全自社製造の多人数乗り乗用車として開発されました。
エクシーガは2008年から販売が開始され、2012年のマイナーチェンジ以降「ぶつからないミニバン?」というキャッチコピーを展開しました。
2015年からはエクシーガクロスオーバー7として、足回りや外観デザインが変更され、クロスオーバーSUVへと路線変更しています。
↑エクシーガからガラッと見た目が変わった、エクシーガクロスオーバー7
エクシーガクロスオーバー7は2018年に販売を終了し、同時にミニバン市場から完全に撤退しました。クロスオーバーSUVとしては、アウトバックが受け皿となっています。
なぜエクシーガ?
さて、ではなぜ今回エクシーガを紹介するのでしょうか??
メーカーの予想とは程遠い不人気車で、エクシーガクロスオーバー7としてガラッとイメージを変えるも結局売れずじまいで終わってしまった車です。この車にどんな価値があるというのでしょうか??
実は…昨晩の夢に出てきたからです。(まさかの夢オチ!!)
いや、でもですよ。
このエクシーガはめちゃくちゃコスパが良いことに気づいたんですよ!
ランニングコストはかかりますが、スバルのお家芸の4WDにハイパワーなターボエンジン(名機EJ20)を搭載することで、ガチなオフロードも難なくこなしてしまうでしょう。なのに、7人乗りという…そう、変態車なのです。(ガチ)
もちろん、初期型になればなるほど、オイル漏れや消耗品の交換等で維持費がかかるのは当たり前の話なのですが、何より初期投資が安いのがポイントです。何ならアイサイト搭載車が50万円以下で買えてしまいます!!
衝突防止技術がついてこの値段はヤバすぎますよね…
というわけで、夢オチに終わらせたくない名(迷)車を紹介しようと思った次第なのです。
↑スバルの名機「EJ20」といえばラリーの代名詞で、インプレッサやレガシィなど数多くのスバル車に搭載されました。
車としての評価
現在は販売終了しているエクシーガですが、車としての評価はかなり高かったようです。4WD(グレードによってはFFもあり)に高い走行性能、なのに7人乗りでスポーティーな走りが楽しめます。
また、名機EJ20のターボを搭載したモデルもあり、子育て真っ最中の車好きなお父さんには刺さったことでしょう。225馬力、トルク33.2kg・mというミニバン離れしたスペックを誇り、0-100m加速は5秒台を叩き出します。もはや、れっきとしたスポーツカーですね…
ちなみに、プラットフォームをはじめとした部品の約50%をレガシィと共有していることから、7人乗りのフォレスターというよりは、レガシィの7人乗り版といったイメージだそうです。レガシィは元々インプレッサの上位車種として君臨してきましたから、ここからも楽しい走りが期待できます。
2009年よりアイサイトを搭載したモデルが設定されるなど、かなり早い段階から衝突防止技術が搭載されていたことも特徴のひとつです。
そのため、先述した通りの「ぶつからないミニバン?」というキャッチコピーを前面に展開したわけですね。確かに、当時のミニバン市場で衝突防止技術が採用されていたのはエクシーガだけでした。
中古車市場は崩壊中
そんなエクシーガですが、不人気車ということもあり中古車市場は崩壊しています。軒並み100万円以下で買えてしまい、50万円あればいい個体が狙えます。EJ20ターボを搭載した「2.0GT」でさえ60万円あればそこそこの個体が買えそうです。
新車価格が200万円~360万だったことを考えると、お買い得感は満載です。
問題は、維持費ですよね…?
今回は、サイズ感がほぼ一緒のマツダ・CX-8と、似たようなコンセプトで中古車市場が同じく崩壊している、我が愛車マツダ・プレマシーの計3台で維持費を比較してみました!
↑多人数乗用車としてエクシーガと似たような位置づけのマツダ・CX-8。この車もミニバンなのかSUVなのかと問われると回答に困る…
↑マツダ・プレマシーについてはこちらの記事も参考にしてみてください!
グレード、駆動方式、トランスミッションは以下の通りです。
〇スバル・エクシーガ:2.0GT、4WD、5AT(ハイオク)
〇マツダ・プレマシー:20S、FF、6AT(レギュラー)
エクシーガの維持費は妥当なのか?
①燃費(実燃費)
〇エクシーガ:8km/L
〇CX-8:13.0km/L
〇プレマシー:12.0km/L(←機嫌が良い時)
②ガソリンタンク容量
〇エクシーガ:65L
〇CX-8:72L
〇プレマシー:60L
③ガソリン満タン時の走行可能距離・ガソリン代
〇エクシーガ:520km・11,830円
〇CX-8:936km・10,800円
〇プレマシー:720km・10,260円
※ガソリン代について:ハイオク(182円/L)、レギュラー(171円/L)、軽油(150円/L)としました。(全国平均値)
④1000km走行に必要なガソリン代
〇エクシーガ:22,750円
〇CX-8:11,538円
〇プレマシー:14,250円
⑤税金
〇エクシーガ:39,500円(新車登録から13年以上の個体:45,400円)
〇CX-8:45,000円
⑥整備代(概算)
〇エクシーガ:車検代(約7万円)、エンジンオイル漏れ(ディーラーに駆け込むと約30万円)、経年劣化部品の交換(約5万円)
〇CX-8:車検代(約7万円)
〇プレマシー:車検代(約7万円)、経年劣化部品の交換(約5万円)
※上記はあくまで概算です。CX-8はまだまだ新古車が出回っているので、そこまで大きな出費はないと思います。年式が古くなればなるほど交換部品は増えますし、乗り方によってもまちまちです。
小括
普段乗り続けていくだけなら、エクシーガのガソリン代が平均的な車の2倍することがネックだと言えますが、気になるのはそこくらいです。他は経年劣化の部品交換費用だったり、水平対向エンジンの泣き所ともいえるオイル漏れの修理費がかかってくることくらいです。
ちなみに、オイル漏れといっても、大体ここだろうという見当が付けば、そこの部品の交換のみで済むため修理費を抑えられます。そのため、最初からディーラーに任せるのではなく、民間の整備工場に持ち込んで色々聞いてみるとよいでしょう。ディーラーだと、とりあえずすべて交換しましょうという流れになることもあるようです。
このように考えると、エクシーガの維持費は妥当だと言えます。
うまく付き合っていければ、長く乗り続けられることは間違いなさそうです。あとは当たりの個体に出会えるかどうかですが…
こればかりは、前のオーナーがどういう運転をしてきたか、ちゃんと点検整備を受けてきたか、どのような場所で乗られていたか(雪国は塩化カルシウムがばらまかれることが多いので錆びる!!)によるので、しっかりと見極める必要があります。
ポイントは、整備記録をじっくり見ることです。最近整備された記録があればひと安心でしょう。長く整備されていない期間があると放置されていた可能性があります。また、基本的なことですが、エンジンの異音がないか、エアコンは効いているかといった修理費が高額になるような場所を徹底的に確認しましょう。
エクシーガは買いなのか?
では、上記の内容を踏まえたうえで、エクシーガは買いなのか探っていきます。
↑フロントボンネットに排熱用のダクトが付いているのが、EJ20ターボを積んだ「2.0GT」の特長。そもそもミニバンにダクトが付いていることが変態の極み(褒め言葉)
まずは、上記でも比較した3車種の中古車相場からみていきたいと思います。
中古車相場
〇エクシーガ:50万円
〇CX-8:300万円
〇プレマシー:60万円
※カーセンサーにおける平均値
上記の結果から、エクシーガは同じようなパッケージングのCX-8の約1/6の価格帯であることが分かります。
総費用
次に、上記の価格で中古車を購入し、2年間乗って車検を通した時までにかかる総費用についてまとめました。
〇エクシーガ:1,209,200円
〇CX-8:3,423,456円
〇プレマシー:1,057,200円
※エクシーガとプレマシーの税金は45,400円としました。また、車検費用については各車15万円とし、エクシーガはオイル漏れの修理としてさらに15万円足して計算しました。(エクシーガ涙目…)
このように数値化してみると、エクシーガがいかにお買い得であるかが分かります。ただし、ここにはリセールバリューを含めていないので、売却時のことを考えている人は注意してください。
というのも、エクシーガやプレマシーといった不人気車は売却時にほとんど値が付きません。なので、「壊れるまで乗り続けたい」「この車以外考えられない!」という方にはおススメですが、「売却時に下取り金額を次の車の頭金にしたい」と考えている方は一度じっくり検討されてから決断されることをおススメします。
結論
結論、エクシーガは買いでしょう!
ただし、リセールはゼロに近いので、乗り倒したい方向けです。
しかも、ハズレ個体だと修理ばっかりでほとんど乗れないなんていう可能性もあるので、先述した通りよく吟味してから購入するようにしましょう。
↑「エクシーガ2.0GT tuned by STI」という公式が病気(褒め言葉)なモデルもあります。
ちなみに、私は「スバルの名機EJ20ターボを搭載した7人乗りミニバン」というパワーワードだけでも、ご飯が何杯も食べれちゃいます。そんな変態な方には買わない理由はないのでは…??
もし、エクシーガを検討したいという方は、こちらのサイトからぜひ調べてみてください!大手のガリバーなら在庫も豊富で、ひょっとしたらいい個体が見つかるかもしれません!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
7人乗った車がドロドロ言わせながら山道を攻めている様子を想像すると、なぜが自然と笑みがこぼれちゃうんですよね…。私だけでしょうか?
※一昔のスバルと言えばドロドロといった排気音、いわゆる「不等長サウンド」が一般的で、まさに男の車!というイメージがありました。
今までは、「次の車はCX-8かなぁ」と漠然と考えていましたが、「良い個体があればエクシーガの2.0GTを狙いたい!」と思うようになりました。夢に出てきたのもきっと何かのお告げなのでしょう…そう信じたいです。
スバル車はデザインや質感がいまいちなのと、故障が多いイメージであまり好きではありませんでしたが、エクシーガくらい中途半端な車なら逆に吹っ切れてしまいます(褒め言葉)。
「毒を以て毒を制す」といいますか…「ー×ー=+」みたいな感覚です。ものすごい酷評ですね…(笑)
世の中には、まだまだ色んな車があって、それぞれにいい味を持っているんです。
私もまだまだ勉強しないといけないなと思います。
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というわけで、今回はこの辺で。
バイバイ!